本日は『受験生応援特集』として、「座りすぎ」による学力などへの影響についてお伝えしたいと思います。
普段、学校や自宅での学習で長時間座っていること、多くありませんか?
最近の研究では長時間座りっぱなしでいると、悪影響があることが分かってきています。
「座りすぎ」の勉強をやめれば、どんな良い効果が得られるのでしょうか?
本学リハビリテーション学科・作業療法学専攻の西田典史教授にお伺いしました。
西田教授は自分でスタンディングデスクを作り、普段から一日のほとんどを立って仕事をされています。
■座りすぎによる影響
・座り仕事は、立ち仕事に比べて死亡リスクが高くなる
・30分座ると血流が大幅に低下し糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、がんなどのリスクを高める
・定期的に運動を行っても、座っている時間が長ければ「座りすぎ」によるリスクを回避できない
など
■立つことによる効果
・血糖値や血圧、中性脂肪を減らし、疲れにくく、肩や首などのコリが軽減される
・頭が冴え、集中力が高まる
・いいアイディアが生まれ、作業効率が上がる
など
スタンディングデスクは高価なものが多いが、ホームセンターで部材を購入し自作したもの
■30分に1回立つようにする
体力と学力に関係があることは世界の共通認識となっています。
授業内で立って動くことを取り入れた児童と、座ったまま授業を受ける児童では、数年後に学力の差がみられたという研究結果も出ています。
立って勉強する環境を作ることが難しい場合、30分に1回立つようにすることでかなりの効果を得られます。
受験勉強は座っている時間がどうしても長くなりますが、30分に1回立って身体を動かすことで効率よく勉強が進むと思います。ぜひ試してみてください!
受験生のみなさんを応援してます!!